大人のオナニー

なかなかこの年になると、むかつくと思っても口に出せなくなってくる。かといって昔はむかついたら、むかつくと言っていたのか?と言われたらそうでもない。あんま言ってないかも。
むかつくと思ったからといってただむかつくと言うだけでは芸がない。そこで何にむかついたのか考えてみると実は自分に原因があったりして結局言わずに自分の中に閉じ込めてしまうことが多い。
まぁ成長したといえばそうなのだがあまり自分の中に抱え込みすぎても精神衛生上よろしくない。どこかで歪みがででくる。俺も鋼の心ではないのでたまにその歪みのせいか自分でも理解できないことしてたりする。
風呂上がり鏡の前で奇声を発してみたり、普段の生活じゃありえない表情をしてみたり「つるつるだよ」とか意味不明な言葉を自分でもひっぱたきたくなるぐらいかわいこぶって言ってみたり。そんな自分をひっぱたいてみたり。一種の新しい自分探しである。
それがまたとてつもなく快感だったりする。間違い無くオナニーの次に見られたくない光景ではある。まぁオナニーみたいなもんだが。開放感はオナニー以上かもしれない。
オナニーだけに人に迷惑を掛けてはいけない。それはオナニーではない。あくまでオナニーは人知れずひっそりと行われるべきだ。それでこそ真のオナニー。オナニー貴族。孤高なるオナニー。
新しい自分を発見する旅。男はつらいよ